どーも、こーぷく@パパです。
我が家では、結婚・出産などのライフイベントを経て、中々貯まらぬ貯蓄💰に悩んでいます。
ところで、そもそもお金って何なのかを考えたことはあるでしょうか?
お金って、稼ぐもの?使うもの?貯めるもの?増やすもの?と人それぞれ感じ方が違うと思います。
そんな中、2022年4月から成人年齢引下げにより、18歳から金融に関する様々な契約を自ら行えるようになったことを踏まえて、高等学校では金融リテラシー(金融・経済に対して知識を正しく理解し判断すること)を身につけるため金融教育が始まりました。
資産形成に悩んでいる方は働き始めの20代の方や、子育て世代の30代の方が特に多いと思います。
改めてお金とは一体何なのか?について、金融リテラシーの一助として、まずはお金の歴史について学びませんか?
お金の歴史
物々交換
太古の昔、お金というものが無かった時代の人々は、自分の持っているものと欲しいものを取り替える「物々交換」をして暮らしていました。しかし、いつでも必要なものをお互いに交換できないため、次第に物々交換が大変になってきました。
物品貨幣
気がつけば、米・布・塩・貝などのようなものが貨幣のような役割を果たすようになり、人々は欲しいものがいつでも交換できる「物品貨幣」という仕組みを作り始めました。
(貝殻はその昔、貝貨(ばいか、かいか)と呼ばれ貨幣として用いられており、今でもお金に関わる漢字には貝(例えば、財・貯・購・貨・賃など)が多く使われていますね)
金属貨幣
日本では、683年(飛鳥時代)に中国の貨幣を参考に、富本銭(ふほんせん)という銅銭(金属貨幣)が作られました。その後、708年(年号:和銅)に日本で最初の流通貨幣と言われる和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)が作られました。中国との貿易が盛んになってくると、人々はお金を使う機会が増えてきましたが、お金に使う原材料の銅が不足したため、中国から銅銭を輸入して使っていました。
その後、江戸幕府によって金貨、銀貨、銭貨(せんか)の3つの貨幣による三貨(さんか)制度が作られ、それぞれの交換レートも定められました。
紙幣と円の誕生
1600年頃、伊勢の商人の間で山田羽書(やまだはがき)が流通され、これが日本で初めてのお札とされています。明治維新後、新政府は江戸時代に作られた三貨や各藩が独自に作った藩札をそのまま通用させましたが、一方で明治政府も太政官札等を発行し、これが日本で初めて全国で通用する紙幣となりましたが、簡単で単純な印刷紙幣であったため、偽造紙幣が横行し大混乱となりました。
こうした中、1871年に明治政府は新貨条例を制定し、全国統一の新しい貨幣単位である「円」を導入したのです。
金本位制と管理通貨制度
金本位制とは、中央銀行が発行した紙幣と同額の金を保管しておき、いつでも紙幣と交換することができる制度で、19世紀から世界各国で取り入れられていました。日本でも1897年に日清戦争後の賠償金によって金の保有量が増えたため、金本位制が始まりましたが、第一次世界大戦や世界大恐慌などによって金が不足したために金の輸出が禁止され、ほどんどの国で金本位制は廃止されました。
その代わりに誕生したのが管理通貨制度で、保有する金の量によらず貨幣を発行することができ、その国の政治や経済状況の信用によって貨幣の価値が決まるようになり、現在に至っています。
電子マネーや暗号資産(仮想通貨)、デジタル通貨の登場
近年では電子マネーや暗号資産(暗号資産)の登場によって、お金のやり取りが大きく変わってきています。電子マネーとは、一般的に現金をデータ化して決済を行う手段と定義されています。また、暗号資産はインターネット上でやり取りできる財産的価値であり、法定通貨と相互に交換できるものとされています。
デジタル通貨とは、明確な定義がされている訳ではありませんが、サービスやモノに交換が可能な通貨の総称とされており、先ほどの電子マネーや暗号資産、さらに中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)の3つを包含したものとされています。
お金の未来について考える
このようにお金の歴史を振り返ると、その時代や背景によってお金のあり方や価値は変わってきており、常に一定ではないことが分かったと思います。今も円としての価値は、為替レートの変化によって日々変化しており、私たちの生活に大きく影響を与えています。
将来的にはデジタル通貨の普及によって、紙幣や通貨の価値がなくなる時代が来るかもしれません。更に先の未来では、通貨という概念がなくなる時代も来るかもしれませんね。
次回の「お金について考える」は、資本主義を改めて考えてみたいと思います。
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